【出版社物語】伽鹿舎:本恋う鹿は笛に寄る 第11回
片隅は、そこに立てば中心になる 時計をぐるっと巻き戻そう。 伽鹿舎の最初の本、つまり文藝誌『片隅[tcy]01[/tcy]』が出たのは、二〇一五年の秋だった。 一〇月二三日、という公称発行日に合わせて書...
片隅は、そこに立てば中心になる 時計をぐるっと巻き戻そう。 伽鹿舎の最初の本、つまり文藝誌『片隅[tcy]01[/tcy]』が出たのは、二〇一五年の秋だった。 一〇月二三日、という公称発行日に合わせて書...
目論みと夢物語と現実 先日、翻訳家の古屋美登里先生がTwitterで「翻訳家の翻訳料が6%は容認できない」というツイートをなさっていたのをご覧になった方はどのくらいいらっしゃるだろう。 この連載でも書いた...
第1回/世界の中で僕たちができること この国の「片隅」まで本が届く仕組みを作ろう。そのためには業界の「真ん中」に行って根本から変えなくては……。 そう決意して「真ん中」に飛び込んだ僕は、気がついたら「片隅」に追い...
九州限定の出版社、ついに限定解除する 大方の予想通りにというか、察しがついておられるに違いないというか、まったく更新しないまま随分と時が過ぎて、何をしていたかと言ったら金策だったりイベントだったり金策だった...
九州限定で再登場したしあわせ探しの決定版がついに全国解禁! 【映画『しあわせはどこにある』原作小説再登場! 12月23日、九州限定配本】 そう銘打ってこの本が出たのは2015年のクリスマスのことでした。 あれから...
どんな鳥だって想像力より高く飛ぶことはできないと書いたひとがいます。片隅から大空へ、宇宙へ―― ※通販については、ページ後半をご覧ください。 手渡すようにお届けしたい。 そればかりを願って作ってきた「片...
「きみは踊り手の動きを助けることはできるだろう。舞台の上で歌う役者の伴奏をつとめることもできるだろう。それで食っていけるだろう。音楽にかこまれて暮らせるだろうが、音楽家にはなれない。 きみには感じるための心があるか? ...
『片隅』からすべてのひとへ――。 ある日 卒然と悟らされる もしかしたら たぶんそう 沢山のやさしい手が添えられたのだ 一人で処理してきたと思っている わたくしの幾つかの結節点にも 今...
最初の『本』 今月、ようやくレーモン・ルーセルの「抄訳アフリカの印象」が発売された。公称の発売日は伽鹿舎の場合は常に[tcy]23[/tcy]日なのだが、そこは流通の都合もあって、書店の店頭に並ぶ時期はけっ...
※九州外のみなさまからのお求めについては、ページ後半をご覧ください。 フランス文学の古典、難解で摩訶不思議な小説「アフリカの印象」を抄訳で刊行します! 1 Les lett...