【出版社物語】伽鹿舎:本恋う鹿は笛に寄る 第16回
伽鹿舎の終わりってどんなだろう 一冊目の単著『幸福はどこにある』は、文字通り幸福なスタートを切った。 映画原作であること、発売がクリスマスシーズンに間に合ったこと。映画主演俳優サイモン・ペッグ氏の人気がう...
伽鹿舎の終わりってどんなだろう 一冊目の単著『幸福はどこにある』は、文字通り幸福なスタートを切った。 映画原作であること、発売がクリスマスシーズンに間に合ったこと。映画主演俳優サイモン・ペッグ氏の人気がう...
昨日、そして明日[QUINOAZ] 伽鹿舎QUINOAZは、伽鹿舎が最初に作った小説のためのレーベルだ。 昨日から明日へ、を掲げたこのレーベルは、今では平凡社ライブラリーにしか残っていなかったライブラリー...
片隅と本屋の未来 昨今、とてもとても話題になった文藝誌に「アルテリ」と「たべるのがおそい」がある。これはどちらも九州から発信された。 特にというかとりたててというか、話題にならなかった当舎の「片隅」は、そ...
アフリカと九州 当舎きっての『奇書』である『抄訳アフリカの印象』が、「初版相当部数の完売による全国解禁!」を迎えた。 実にめでたい。ので、今回はそれに関連する話を書いてみようと思う。もはや時系列など時空の...
そうだ、密林に行こう。――伽鹿舎、密林を九州領にと目論む 仮面ライダーアマゾンは平成も終わりそうな今に至るまでの歴代仮面ライダーの中でもやっぱりかなり特殊な方向に突飛な存在だと思うのだがどうだろう。 ...
片隅は、そこに立てば中心になる 時計をぐるっと巻き戻そう。 伽鹿舎の最初の本、つまり文藝誌『片隅[tcy]01[/tcy]』が出たのは、二〇一五年の秋だった。 一〇月二三日、という公称発行日に合わせて書...
目論みと夢物語と現実 先日、翻訳家の古屋美登里先生がTwitterで「翻訳家の翻訳料が6%は容認できない」というツイートをなさっていたのをご覧になった方はどのくらいいらっしゃるだろう。 この連載でも書いた...
九州限定の出版社、ついに限定解除する 大方の予想通りにというか、察しがついておられるに違いないというか、まったく更新しないまま随分と時が過ぎて、何をしていたかと言ったら金策だったりイベントだったり金策だった...
最初の『本』 今月、ようやくレーモン・ルーセルの「抄訳アフリカの印象」が発売された。公称の発売日は伽鹿舎の場合は常に[tcy]23[/tcy]日なのだが、そこは流通の都合もあって、書店の店頭に並ぶ時期はけっ...
可能性と現実の話 レーモン・ルーセルの「アフリカの印象」を抄訳とはいえ新訳で、と打診するに当たって、まずは誰か翻訳者を紹介して欲しい、と思って高橋啓先生に話を振った。 高橋先生はご自分への依頼と思われたようだ。即...