魂に背く出版はしない 第7回 渡辺浩章
第7回 予言 前回に書いた夢の人=曾祖父の声を、数年後にも耳にしました。より適確に表現すれば、頭の中に言葉が走った、メッセージが侵入してきた、という感じです。[tcy]20[/tcy]世紀最後の冬、2000年[tc...
第7回 予言 前回に書いた夢の人=曾祖父の声を、数年後にも耳にしました。より適確に表現すれば、頭の中に言葉が走った、メッセージが侵入してきた、という感じです。[tcy]20[/tcy]世紀最後の冬、2000年[tc...
Mais qu’est ce que le bonheur, au fond ? Pour vous, quelle est la recette du bonheur ? サイモン・ペッグ主演で映画...
第6回 起きんか! ひろあき 死ぬかと思った……という体験を何度かしました。 4歳のころ。無邪気に走りながら車道に飛び出して、眼前で車が静止するまでの、スローな数秒間。 7~9歳にかけて。深夜、団地の階段に響き渡る...
第5回 独考独航 「倚(よ)りかからず」 詩人の茨木のり子さんが残した言葉です。 もはや できあいの思想には倚りかかりたくない もはや できあいの宗教には倚りかかりたくない もはや できあいの学問には倚りかかり...
私たちは、ここからどこへ行けるでしょうか。 文藝は、この世界に何を実らせられるでしょうか。 10月23日、伽鹿舎は書籍版『片隅』を発刊します。 九州から、みなさまへ。 九州の本屋さんからしか手に入れ...
伽鹿舎について説明しようとするとき、必ず相手が言うことがある。 「いやいや、九州だけなんて、成り立たないでしょう」 「九州の作家ったってねぇ。住んでる人はあまりいませんよ」 もちろん、そのとおりだ。 そして、伽鹿舎...
第4回 闘争の倫理 私の人生に強く影響を及ぼした奇妙な人たち。藤島大さん(以下・大さん) に続いて今回ご紹介するのも、早稲田大学ラグビー部の先輩たちです。大さんと作った単行本『人類のためだ。』も、元を辿れば早稲田...
第3回 人類のためだ。 今、7月[tcy]30[/tcy]日発売予定の、単行本の編集作業に没頭しています。『人類のためだ。』というのが本のタイトルで、著者はスポーツライターの藤島大さん(以下、大(だい)さん)。ラグ...
世の中に、出版社は星の数ほどあります。いわゆる五大出版社を除けば、あとは小さな出版社がひしめいているのが出版業界です。 そんななか、本当にごく小さな出版社さん、敢えて地方である九州でがんばっている出版社さんに、今この...
先日、作家の夢枕獏氏のトークショーに参加した。 東京駅のまん前、八重洲ブックセンターさんで行われたものだ。 夢枕獏氏を知らない、という人はめったにいないと思うのだが、それでも映画「陰陽師」の原作者であるといえば大体「ああ...